呼吸器内科とは
息切れ、咳、痰、喘息など、呼吸器に現れる症状に関して、専門的な診療を行っています。慢性気管支炎、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患などのほか、喘息治療もおこなっております。
また、今も増え続けている肺がんに関しては、最新のCR型のレントゲンや喀痰のチェック、さらに必要があれば連携している星陵クリニックでの胸部CT検査により精度の高い診断を行い、専門的な病院への紹介をスムーズに行っています。
禁煙指導によるニコチン離脱や、いびき・不眠といった症状が現れる睡眠時無呼吸症候群の検査や治療も可能ですので、呼吸器のことでお悩みがある場合にはなんでもご相談ください。
当院の検査・治療(検査内容:レントゲン、胸部CT、肺機能検査、一酸化炭素測定)
肺機能検査(スパイログラム)装置
一酸化炭素測定:肺活量だけでなく、気管支の空気の流れやすさもチェックできます。
CR型のデジタルレントゲン:より安全に精度の高いレントゲン検査を行えます。
喀痰検査:痰の中に細菌やがん細胞がないかを調べる検査です。
胸部CT検査:提携しているクリニックで受けていただいています。
慢性せき
風邪やインフルエンザで咳が続くのはよくありますが、1ヶ月以上に渡って咳が続いたらアレルギーや気管支喘息などの可能性があります。咳はさまざまな呼吸器の病気で症状としてよく現れるものですから、咳がおさまらないようでしたら一度、ご相談ください。
喘息
当院では喘息治療を得意としており、急患の対応もしています。ピークフローモニターを行うなどガイドラインに基づいた治療を行い、成人だけでなく、小児の加療も行っています。
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慢性閉塞性肺疾患
喫煙される方や、副流煙を吸っている方がかかる呼吸器疾患です。気管支や肺がダメージを受け、進行すれば肺機能が低下し、肺気腫になることで慢性的な息切れなどの症状が現れます。
治療では、病状の程度にもよりますが、長時間作用性抗コリン薬(LAMA)の吸入、長時間作用性β2吸入剤(LABA)などを使用し、気管支を拡張する専用のお薬を使うほか、禁煙治療なども行っています。また、肺活量を上げるための運動療法や呼吸法の取得も重要です。こうしたことを行いながら、息切れの改善を目指します。
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肺がん
日本では死亡率の高いがんですが、早期発見がとても重要です。当院では、専門医の経験を基に、胸部X線検査を主体として、必要な時はCTを使用の上、専門病院に紹介をおこなっています。職場などで受ける健診で要精密検査と指摘されたら、必ず受診してください。
肺炎
各種細菌(例えば、肺炎球菌マイコプラズマ、クラミジア、ウイルスなど)によって起こる感染症です。肺炎は高齢者の死亡原因では最も多くなっているため、注意が必要です。近年では、肺炎抗生物質が的確な効果をあげるようになってきているため、外来治療で治るケースも増えてきています。
禁煙指導
一人ではなかなかうまく禁煙できない方のために、呼吸器専門医としてしっかりサポートしていく禁煙指導を行っています。うまく禁煙できない方、禁煙が続けられるかご不安がある方は、お気軽にご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群
いびきがひどくなり、睡眠中に呼吸が止まってしまうことで、さまざまな症状が現れます。眠っている間のことなので、自覚症状がない場合も多いのですが、睡眠が浅くなって何度も中断されるため、熟睡感がなく、昼間に強い眠気が襲ってくるケースが多くなっています。睡眠中の酸素不足や睡眠自体の不足によりご本人の健康に悪影響を与えるだけでなく、運転などの際に安全が脅かされる場合もあるため、注意が必要です。